笑って話そう 夜の世界旅行

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2007.03.11 Sunday

夜のサマルカンド 碧空色の都 ウズベキスタン

 モスク天井 ウズベキスタン

 アメリカ同時多発テロの後、中央アジアは政情険しくなり始め映画館、ディスコ等、普段人が多数集る施設の運営が自粛され、何時もとは違う生活が始まりだしていました。ウズベキスタン人の友人と行ったディスコも週末にも係わらずお客はそんなに多くはありませんでした。

 テーブル席に腰を下ろしフロアーを見下ろすと数組の女性グループが踊っていました。アメリカならこう云う所は必ずカップルで遊びに来ます。メキシコのリゾート地カンクン等はアメリカ人の若いカップルで溢れていました。戸頃が旧社会主義国ロシア系の国ではディスコは男女の其々のグループで来る所です。中国もそうです。日本もそうでしょうか。

 国毎にいい女のパターンがあります。日本なら可愛い系、ところがロシアでは怖いほどに野生的ないい女系なのです。タバコを指に挟み後ろにまわし、眼を細めながら空を見て踊る、クール、野生的、セクシー、カッコイイなのでしょうね。年頃の女性は夢見る世代です。何処の民族でも。短い、人生最良の時代を燃焼し尽くしているのですね。がんばれ綺麗な御姉さん!

 恥ずかしがっているウズベキスタン人の友達を置いて、僕はフロアーに降りて行きました。目指すはいい女。綺麗に伸ばしたマニキュアの指にタバコを燻らせながら踊るいい女。野生的だねー。サマルカンドの男達は怖くて近ずけません。僕はニッコリ笑い、彼女達のまわりを志村ケン踊り、 なんだこの東洋人はとキッと睨みつけられましたが、そこは怯まず。3周ほど廻ると彼女達の誰からともなく笑い出し、 ヤッタ 勝ったね!。

                       中央アジアの子供達」

 外国人とは便利なもの。なまじ言葉が通じると あれこれ考えて双方足が踏み出せないのですが、そこは外国人、 理性ではなく、感性だけでOKなのです。日本でも有名美人女優や女子アナがフランス人と結婚、東京で知り合ったetc は将にこの例でしょう。いい女過ぎて日本人の男は近ずけなかった、そしてフランス人に持っていかれた。 チャンチャン  いい女過ぎて日本の男が近ずけない貴女、外国人を狙いましょう。

 踊り疲れてフロアーを出、テーブルを一緒にして話し始めても、ウズキスタン人同士は話しが盛り上がりません。双方の男女を僕が取り持って明日はサマルカンド市内のグループデートの約束を取り付けました。

  モスク ウズベキスタン

 サテ話は前後しますが、夜のサマルカンド、オプショナルツアー。現地観光ガイドの御兄ちゃんに頼みました。予算は100USドル、時間は三時間場所はホテルの外と云う注文を出しました。OKでした。此処でロシア圏の夜の事情を知らない読者の為に少し説明します。ロシアは今マフィア経済の中にあります。ホテルも警察も娼婦宿も漁業も市場も、お金が集る所には其々の暴力装置(私設軍隊)を持ったマフィアが支配権を持っています。お互いの利権を何とか奪えないか、お互いに睨み合っています。警察もその一つです。お互いに監視して居るのです。

 ホテルに綺麗な御姉さんを呼ぶ時にはホテルのセキュリティーにお金を払わなければ成りません。連れ出す時も安全を確保するには誰かの庇護を受けなければ大変な事になります。誰が誰と組んでいるか解らないからです。ガイドに呼ばれ一階レセプションまで降りて行きました。玄関から出るように促されホテルの暗い庭に出ると向こうの樹の下に3人程の人が立っていました。 其方を見ないように言われ駐車場の車に向って歩き始めました。警察が見ていないか、他のマフィアが居ないかガイド君は冷や冷やです。

 小さなロシア製のセダンに乗り込み、彼らも同乗し車はホテルの敷地を離れ夜のサマルカンドの街に滑り出しました。運転席には娼館の主人、隣にガイド、後席は僕を挟んで左に白系ロシア人のポッチャリ系美女ターニャ、右にホテルの警備責任者の50代のマリオ系の髭のオジサンが座りました。タッタ100ドルのお金に5人の大人が絡んで居るのです。100ドル恐るべし

                モスク ウズベキスタン

 幹線道路の端に車を停め労働者住宅アパートの入り口まで、小さなドブを跨いで渡り、5人で明かりの消えた階段をカランカランと音を発てて上がって行きました。娼館の主人がドアを開け僕達を招き入れると4部屋程のアパートでした。玄関直ぐ左に台所が有り2人の娼婦と思しきオバサンが下着姿でタバコを燻らし、野生的いい女を演じていました。端の部屋からは赤ん坊の泣き声が聞こえ、トイレのドアは閉まり難くなっていました。

 時間は何時間でも良いと云い、其れまで同行者達は外で待つと言います。待たれて居たのでは落ち着かないが、この際ショウガナイ。クイーンサイズのベットのある部屋を宛がわれ、ターニャと一緒に入りました。電気は消される事がなく、光々とした明かりの中ターニャのポッチャリした蒼く白い肢体が惜しげもなく曝され、シーツの下で僕の身体に吸い付くように溶け込んできました。チーズのようなチョッと黴た薫り、啼くとも呻くとも云えない声を呑み込むようにしてターニャは僕の背中を肘で抱え込みました。

 汗が乾いたあと、僕の左腕に頭をおきターニャはイロンナ事を話して呉れました。あまり表情のない娘でしたが、ぼそぼそっと話す言葉は僕の記憶に残り、白い産毛の多い横顔は今でもはっきり覚えています。結局彼女の取り分は10ドルとの事でした。30ドルをチップで渡し僕はそのアパートを出て、狭いドブを渡り、車まで辿り着くと、運転手役の主人とマリオとガイドの顔がありました。今度は4人で夜のサマルカンドの元来た街を駆け抜けてホテルへと返りました。

       市場風景 中央アジア

 綺麗な御姉さんが10ドルと云うのは世界的にみて珍しい事では有りません。ロシアは勿論、東南アジアでも同じです。日本を含めて、綺麗な御姉さんの価格は国際商品価格指標です。5ドル〜100ドルの間で、其々の国での国際的人的移動の難易度、国内での需要と供給、性的道徳度、貧困度、女性向け商品の豊富さ、社会保障度、治安。之を研究すると学問の大きな分野が一つ誕生します。只、誰も胸を張って公言できず、大学も講座を開かせては呉れないでしょうけれども!。

 如何でしたか夜のサマルカンド、シルクロードの彼方です。どこの家庭にも、どこの社会にも問題は山積であります。社会が豊かでも個人は命あるもの、身体あるものです。欲望を実現する者、奪われる者、憎まれる者、憎む者、そして消えてゆくのが人の掟。

  ターニャ元気で  警備のマリオ君 命を大切に  サマルカンドのグループデートでカップルは誕生したのかな。野生的いい女はいいお母さんに成っていることでしょう。




      さようならサマルカンド  碧空色の都



        サマルカンド


































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